2016年9月16日金曜日

球磨川遠征 その3

(前回の続き)

6.どうなった
川の中での楽しい大運動会、そのせい(?)での腰痛の発症
こんなことから、今回の遠征は「湯治の巻」となったのであります。

日本三大急流の球磨川沿いには70ヶ所の源泉があり、かけ流しで楽しめる湯量豊富な温泉が沢山あります。料金も200円から400円程度と安く、泉源も異なるので、近くでも全く異なった泉質を楽しめます。

① 相良路の湯 「おおが温泉」
天然ラドン温泉かけ流しで24時間営業、300円、です。



左から、普通(38℃?) 熱め(40℃?) 冷水(20℃?)

泉源の説明→ラドンは体内に入り毛細血管の隅々にまで行き渡り、自律神経を働かせ・・・、この活発な新陳代謝がラドンのもたらす全身の爽快感と疲労回復させます・・・・・。ただ、腰痛とか関節痛に効くとは・・・・、書いてない。

何時も使っている大好きな温泉です

② 重曹泉 「華まき温泉」
ナトリウム-炭酸水素塩泉温泉かけ流しで10~20時営業、400円です。


泉源の説明→特徴としてはほぼ重曹泉。アルカリ度高めで、CO3の存在も見え、肌のつるつる感が強い。泉温が低めのため、若干加温。ただ、腰痛とか関節痛に効くとは・・・・、ここにも書いてない。

人も少なく、大変ゆっくりと落ち着ける温泉です

③ 共同湯 「元湯」
ナトリウムー炭酸水素塩・塩化物温泉掛け流しで6~22時営業、200円です。


泉源の説明→ナトリウムー炭酸水素塩・塩化物温泉、泉温が48℃ほどなので、4月~9月までは20%、10月~3月は10%の水道水を加水している旨の表示がある。70年以上の歴史があり、200円と大変安い。ただ、腰痛とか関節痛に効くとは・・・・、ここにも書いてない。

さあ、湯治で腰の調子は良くなるのでしょうか?


【一回目】・・・釣行二日目の昼 ①「おおが温泉」
 車に乗っているうちには痛さはさほど無いのですが、歩きと、着替えが大変です。裸になり、そろりそろりと、手摺りを掴みながらのやっとの入浴。とても他人には見せられません。

親切な方の
「大丈夫ですか?」
の優しい声が
耳に

「ハイ、なんとか」

滞在時間は40分。腰が温まったので大分、楽になりました。ただ、歩く姿は「腰をかばったおじいちゃん」の姿、そのままです。

【二回目】・・・その日の夕方 ②「華まき温泉」 
小生、若い頃マイナースポーツである重量挙げをしていた時腰を痛め、その後は数年毎に今回のような「腰痛」を起こしています。自分では「時間が薬」と思っており、もう少し我慢をすれば良くなると感じています。
それにしても、昨日の川の中で大運動会(たのしかった~~~)の反省が頭の中をよぎるのであります。

此処の湯は温度が低く、お客さんも少ないので約1時間もゆっくりとさせていただきました。少し、落ち着きましたね。

心配の種は
今晩
「寝れるんかの~~~~」
寝返り
「うてるんかの~~~~」
です

その夜は、囮屋さんが大変立派な回転椅子を調達してくれたのであります。テレビを見ながら少量の焼酎を飲み、早めの就寝としました。

【三回目】・・・釣行三日目の朝 ③「元湯」
朝起き上がる時が一番つらい。
横になり、痛みを抑え数分我慢。膝を立てて俯せて、痛みを抑え数分我慢。
机に腕を立てて「よっこいしょ」で腰を伸ばして立ち上がります。
洗面所では、片手で体を洗面台で支え歯磨き、そして洗顔は片手で。トイレでは・・・・・、そりゃ大変です。

この温泉は、朝も早いのでお客様も少なくゆっくりできました。長湯も長湯、お湯に入ったり出たりの繰り返しで1時間以上もお風呂にいました。これだけ長く居ると、他のお客さんの平均入浴時間は15~20分ということが確認できましたですよ、ハイ。確かに、体が温まると痛みも緩和されることが実感出来ます。

【四回目】・・・その日の昼 ①「おおが温泉」
今日の昼過ぎに出発することとしています。最後は、何時もの温泉です。時間帯も混むころですが、やはり此処を外すわけにはいきません。ここで、たっぷりと「湯治」をすればなんとか岡山まではたどりつけるでしょう。幸いなことに、運転姿勢ではあまり痛みを感じません。

「熱めの湯」「冷水」
の入浴を
繰り返します

約、1時間ゆっくりとさせていただきました。昨日、今日と、こんなに温泉につかったのは生まれて初めてです。今迄は、体力のあるまま好き勝手して、特に支障はなかったのですが、なんか、

天から
「少しは、体の事を考えて」
(無理な釣行は)
「ほどほどに」
「しなさいよ」
との声が
聞こえたような、聞こえなかったような

とんだ球磨川遠征「湯治の巻」となったのであります。
まあ、あんな・こんなで、なんとか無事我が家に到着することが出来ました。


以上