2017年1月13日金曜日

もうすぐ22年となります。

平成7年1月17日午前5時46分。
故郷・神戸をかつてない揺れが襲いました。
兵庫県南部地震。いわゆる阪神・淡路大震災です。

当時県外の大学生だった私も帰省し15日の成人式に参加していました。
高校を卒業して約2年。(今思えば)さして懐かしくもない同級生となんでもない話を交わした後、翌16日には下宿に戻ったことで危うく難を逃れました。
家族も無事でしたが、大規模火災の起こった祖母を救出するためにがれきの中を11時間歩いたそうです。

子どもの頃から雪や台風、地震など自然災害とは無縁と聞かされていた神戸の街。ましてや昔ながらの商店街や神社、細い路地や長屋に囲まれて育った私にとっては、その一切が覆された一瞬でした。
リアル「平野ノラ」が生き残っていた80年代の余韻も終わりを告げ、神戸は震災をもってはっきりと時代を変えます。

この時の記憶は20年以上経った今も鮮明に覚えています。
むしろ家族を持ち親になった現在、形を変え鮮明に蘇ってきたと言った方が良いかも。あんな体験、子どもにはさせたくないなぁ・・・

忘れていはいけない追悼と忘れなきゃいけない悲しみと。もうすぐ22年。