2015年6月26日金曜日

セグロセキレイ

第4週はセグロセキレイを紹介します。
セキレイ類はよく地面をとことこ走り、波打つように飛んでいく姿が見られ、スズメとカラスとムクドリの次くらいに普通に見られるのですが、その名前を認識している人は少ないかもしれません。

一番良く街中で見られるのがハクセキレイ、ちょっと田舎に多いのがセグロセキレイ、さらに山に入るとキセキレイが多くなります。今回は、その中でも私が一番好きなのはセグロセキレイです。

セグロセキレイは基本的に顔が黒く、白い眉のようなラインが特徴で、白と黒のコントラストが綺麗な鳥です。これとよく似たハクセキレイは顔が白くて目のところに黒いラインがあります。
こちらがじっとしていれば、わりと近くまで来てくれて、じっくりとその姿や行動が観察できます。

下の写真を撮ったときは、目立つ杭の上に止まり、いろいろなポーズをとって撮影のモデルになってくれました。

2015年6月19日金曜日

ウグイス

今週はウグイスです。
先週のケリと違って知名度は抜群ですね。ホーホケキョという囀りはほとんどの日本人が知っているのではないでしょうか。が、その姿を見てウグイスだとわかる人は稀かも知れません。

ウグイスはだいたい2月末ころから囀り始めるのですが、実は年中身近に存在しています。姿が見やすいのは葉っぱの枯れた冬です。よく藪のなかでジッジッと地味な声が聞こえてきて、じっとそちらの方を見ていると、何かが動いていることに気づけます。さらに粘ってじっと動かずに待っていると、運がよければとても見やすいところに姿を現してくれます。
そんなタイミングで撮ったのが下の写真です。ちょっと暗かったのでややざらついた写真になっていますが、良い角度で撮れた会心の一枚です。

2015年6月12日金曜日

ケリ

今週はケリという野鳥を紹介します。
ケリは全長34cmの結構大きめな鳥で、田んぼや畑などでよく見られます。特に冬から初夏にかけてが見やすいです。

また、ちょうど今ころは子育てをしていることもあり警戒心が強く、人やカラスなどが近くを通ると「ケリケリケリ!」と甲高い声を上げながら飛び回ります。


あまり知名度がある鳥ではありませんが、存在感があり、飛翔時の黒と白のコントラストが綺麗で、個人的に好きな鳥の1種です。

2015年6月5日金曜日

エナガ

学生時代にちょっとマニアックな生き物系サークルに所属していたため、いつのまにかそこらにいる野鳥が気になるようになり、概ね種類がわかるようになりました。
今月のコラムでは、近所で撮影した野鳥について紹介します。

まず第1週はエナガという鳥です。
エナガは体の大きさが14cmほどしかない小さな鳥で、長い尾が柄の長い柄杓に例えられたことから、この名前が付いています。

年中見られる留鳥ですが、木の葉の少ない冬が見やすいし、地面付近まで降りてきてくれることもあります。ちょこまかと動き回ってせわしないですが、人に対する警戒心は薄く、時には1mくらいの距離で見られることもあります。

下の写真のエナガもとてもかわいらしい顔をしていますが、北海道にいる亜種のシマエナガは顔が真っ白でなかなかの人気者です。気が向いたらネットで検索して見てみてください。