2013年11月29日金曜日

涙の重さについて

私は読書が大好きです。
出会った何百冊の本の中で、読んだ子供のときから今に至るまで心に残っている文をご紹介します。


どうして大人は自分の若いときのことをすっかり忘れてしまうのだろうか。
子どもだって悲しくて不幸になることがあるのに、大人になると、さっぱり忘れてしまっている。
(中略)
人形が壊れたからでも、あとで友だちを失ったからでも、泣く理由はどうでもいい。
人生で大切なのは、何が悲しいかではなく、どれくらい悲しいか、だけなのだ。
子どもの涙が大人の涙より小さいなんてことは絶対にない。ずっと重いことだってよくある。
(「飛ぶ教室」ケストナーより抜粋)


私が子供の頃に泣いていた理由も、今思えば本当に、本当に些細なことです。
でもその当時の私にとっては一大事であり、なぜ大人はそのことを重要視、または理解してくれないのだろう、とはがゆかったものですが、そんな時にこの本を読み「わが意を得たり」と思いました。

今、大人となり親となって。
息子はしょっちゅう泣きます。「そんなことで泣くな」と言いたくなることもしばしばです。
でもそんな時、一息ついて自分の昔の気持ちを手繰り寄せ、息子に対しての「そんなことで」という言葉を引っ込めて「そうだね、悲しかったね、悔しかったね、嫌だったね」と最初に同意してあげることができるのは、この本(文)に出会えたからだと、本当に感謝しています。

1か月のお付き合い、ありがとうございました。
今年の冬も寒いとの予報、皆様ご自愛くださいね。


2013年11月22日金曜日

親子遠足とキャラ弁

《キャラ弁(キャラクター弁当の略)とは、アニメなどのキャラクターを食材で表現した弁当のこと。》


先日、保育園で親子バス遠足があり、息子とミカン狩りを楽しんできました。
何でも狩るのが大好きな彼は、食べ放題の環境には見向きもせず、2つのビニール袋にいっぱいのみかんを収穫して大満足。


さて遠足といえば、楽しみのひとつはお弁当。
保育園は通常給食なので、弁当づくりに気合いが入るお母さんが多いようです。(by 息子)

息子「結構キャラ弁のおともだち、いるみたい」

私 「もしかしてキャラ弁つくってほしい?(恐る恐る)

息子「キャラ弁じゃなくていいよ。」

私 「(ホッ)じゃあ何を入れてほしい?」

息子「ハンバーグとから揚げと、うずらたまごとウィンナーと、
ポパイ(うちの子はホウレンソウのことをこう呼ぶ)とおにぎり位かな」

私 「よっしゃ、まかせろ。」


という会話をかわしたはずなのに、遠足前日のこと。


息子「KくんもHくんも、Rくんも皆キャラ弁なんと~。○○ライダーとか△リオとかさぁ。
やっぱ俺もキャラ弁がいいな!

私 「(ちっ)あのねぇ、つくってあげたいのはやまやまだけどさぁ
キャラ弁っていうのは1週間前には言ってくれないと準備が間に合わんのよ(嘘1)
それにねぇ、キャラ弁は野菜ばっかりで、見た目は良いけど美味しくないよ(嘘2)
作り方の本もないし、お店も閉まってるしさあ(嘘3 ネットでなんぼでも検索できます)
あっ、でもどうしてもどうしても、っていうのなら、最後の親子遠足だし、考えてもいいけど
・・・今からだったら、母ちゃん疲れて死んでしまうかも(脅し)

息子「いやぁぁぁぁぁぁ(泣)」

私 「そういうわけでごめんねぇ」


さすがに少々かわいそうだったので、○ケモンのかまぼこと、△△ジャーのウィンナーを入れてあげたら大喜び。許せ息子よ。

2013年11月15日金曜日

韓国 弾丸ツアー Part.3(観光編 2日目)

(しつこいですが)通常2泊3日のところ1泊2日で巡る弾丸ツアー最終日。
早朝からバスに乗り込み、観光地巡りに出発~!!

【北村韓屋】
この辺りは王族や貴族等上流階級の住宅地だったそうで、狭い路地に時代別の韓屋が並んでいました。
「現在も人が住んでいる場所なので、皆様静かに観光しましょう」(by パクさん)
個人的にはここが一番好きな場所でした。
 
しかし昨日から感じてはいましたが、路上駐車が多い。
ここでカニさん(日本人添乗員)から厳重に注意されたことを思い出しました。
「韓国では日本と違って、何があっても車のほうが強いのです。だから信号が青でもよく気を付けて横断しないと、特にお子様などはひかれてしまいますよ!決しておどしではありませんよ!ちなみに駐車場が圧倒的に不足しているので、特に土日は路上駐車が当たり前となっており、警察も見て見ぬふりが通例なのです。」
・・・空港前ロータリーを、ありえないスピードで旋回している路線バスは見ましたが・・・
確かに運転が(少々)荒い気がする・・・
「たいていの車両には、ぶつけたりすったりした傷が、もれなくついているよ」と旦那が発見し、嬉しそうに報告してくれました。 

ソウル市内はイチョウの木がたくさんありました。市の木なんだそうです。
色づき初めでとても綺麗な街並みでしたが、ぎんなんの香りがすごかったです。食べたら美味しいんですけどね~。


【青瓦台(韓国の大統領官邸) → 南大門市場 → 東大門(近代的なショッッピングモールだったので、私はバスから降りず)
南大門市場はソウル二大市場の一つで、衣類・食糧・その他の店舗や屋台が立ち並び、値段も安いとのことですごい活気でした。(大量に味見をさせてくれたお店で、韓国のりを購入)
毎度のことですが時間がなかったのですが、とてもきれいな韓国のお箸(700ウォン お食事編に画像登場)を買いました。(ちなみに後に立ち寄った観光客用のお店では、同じものが2,000ウォンで販売されていました・・・)


【Nソウルタワー】
南山(243m)の頂上付近にある高さ236.7mの総合電波塔で、エレベーターに乗って30秒で到着する展望台から市内を一望できます。
韓流ドラマにもよく登場する人気スポットらしく(by Kさん 前回登場)すごい人でした。

「韓国一高い場所にあるトイレで、用を足してくださいね」(by パクさん)
・・・ええ、言われたとおりにいたしましたよ。




この後、土産屋から空港、そして岡山(20:00着)
疲れはしましたが、とても充実した思い出に残る1泊2日でした。
息子も相当楽しかったらしく、週末になったら「今日は韓国に行きてえ」と無理なリクエストをしてきます。いつか自費で行ってくださいね。


それでは皆様、お付き合いありがとうございました。ごきげんよう~
(私のブログは後2回続くのですが・・・)

2013年11月8日金曜日

韓国 弾丸ツアー Part.2(観光編 1日目)

先週に引き続き旦那の会社旅行で韓国に行った時の話です。 

仁川国際空港→ソウル市内→仁川国際空港という非常にシンプルな旅程だったにもかかわらず(前回も書きましたが)通常2泊3日のところ1泊2日で巡る弾丸ツアーだったので、バスの昇降で疲労した感は否めません・・・。


【景福宮(キョンボックン)】
1395年に創建された王宮で、世界遺産だそうです。全体は半端なく広いのでごく一部しか観光できませんでしたが、建物の塗装がとても美しく印象的でした。



【仁寺洞(インサドン)キル】
通り沿いに店や屋台が立ち並んでいてにぎわっていました。文化の街として人気なんだそうです。
ゆっくり散策したいところですが、そこは弾丸ツアー。30分でバスに戻れとの指示があり、韓流スターがお好きなKさんが時間が短すぎると文句を言われてました。(この方ハングル語の勉強中だそうで、日常会話もでき文字等も読め、さらにソウルにも詳しく色々教えていただきました。)


ぶら下がっているのはアイスのコーン。人気店らしくすごい行列で、買った人に聞くと杖アイスというものだそうです。

両端からアイスが見えていて、カップルで半分にして食べてもよし、の優れもの?とのこと。

アメリカの某有名コーヒーチェーン店の看板です。自国語の看板をかかげているところは世界でここ(と最近ソウル市内にもう1件できた店舗)だけらしい・・・。


【ロッテ免税店】
正直私たち家族には本当に縁のない場所で、1時間ほど退屈していました。中国人、日本人、その他すごい人でした。

夕食後、ホテル近辺を散策しました。
旦那の会社の方は、綺麗なお姉ちゃんがいる飲み屋とか、合法カジノにお出かけしたようですが、そこは子供連れなので・・・

清渓川(チョンゲチョン)の両岸には、夜なのにたくさんの人が散歩していました。
1960年代に蓋をされて姿を消していた自然河川が、2005年に約5.8㎞の人工河川として生まれ変わったそうです。
とここで日本にもある某コンビニ発見!(上の画像に写っています)
一応許可を得て店内を写真撮影してみました。(私の使えるハングルは アニョハセヨ~《ご挨拶》とカムサハムニダー《ありがとう》、そして絶対使用しないであろうサランヘヨー《愛してる》だけ、なので、英語で)

現在10ウオン=約1円なんだそうで、価格がわかりやすく調子にのってお買いもの。財布をレジの上に置いていたら、前出のKさんに怒られました。やはり日本とは違うのね~(いや日本でもダメでしょ)

私の大好きな○ゃがビーなど、日本のお菓子もたくさんありました。

ではこのへんで。次回も観光編(その2)です。ごきげんよう~

2013年11月1日金曜日

韓国 弾丸ツアー Part.1(お食事編)

先日、旦那の会社旅行に私と息子(○太・6歳)も参加し、韓国に行ってきました。

現地ガイドのパクさんによると、通常2泊3日のところ1泊2日で巡る弾丸ツアーとのこと。
○太は初飛行機!前日からテンション高く、離陸の際は「わぁ飛んだぁぁぁ~、母ちゃぁぁぁん、高いよぉぉぉ、すっげぇぇぇ~」の大絶叫&連呼。周囲の方たち、うるさくて本当にごめんなさい。
ともあれ岡山空港から1時間20分で、アジア最大級の仁川(インチョン)国際空港に到着しました。
(ちなみに韓国と日本は時差がないそうです)

【1日目 昼食 プルコギ焼肉】
美味しかったです。美味しかったのですが・・・
韓国料理は好きで日本でも結構食べているからか、感激!というほどではなく、普通に美味しかったです。
その他キムチや、もやし・ワカメのナムル(これは肉厚で美味しかった)・・・わんこそばのように、もれなく容赦なく、あいた(あかなくても)皿に追加を入れてくれます。付け合せのサンチュやキムチは基本おかわり無制限なので、現在、野菜の価格が高騰している韓国では、家で作るより外食のほうが大分安くつくんだとか。(by パクさん)

ところで、同行の皆さんはとても美味しそうに昼からビールを飲んでいましたが、家族で参加しているのは会長・社長・常務・部長(会長の娘婿様)と、入社1年未満の我が家だけで(汗)。旦那も飲めないし、ここはなんとなく我慢。ウーロン茶万歳!


【1日目 夕食 カルビ焼肉】
本日2回目の焼肉・・・骨付肉を、豪快に華麗にはさみで切っていくお姉さんにほれぼれ。とても柔らかくジューシィで、辛味噌と一緒にサンチュでくるめばいくらでも食べれます。

やる気満々、食ってやるぜ!の心意気だったのですが、昼食のリベンジとばかりに、ビールとマッコリをぽんちゃんでがぶ飲みしたせいで、少々気持ちが悪くなりダウン(ちなみに韓国のビールは味が薄い。日本のビールが断然美味しい!byパクさん)
マッコリは口当たりがよく、いくらでも飲めてしまう罪な奴・・・やられちゃいました。


【2日目 朝食 バイキング】 
いろいろ用意されていましたが、焼肉が2食続いたので、おかゆ&梅干しがとてもうれしかったです。しかしコーヒーは薄い。エスプレッソですらアメリカン。ビールといい、そういう国民性?なのだろうか?


【2日目 昼食 ビビンバ】
おなじみ石焼ビビンパですが、正直期待していた分残念でした。
これが本場の味なのか、日本人の味覚に合わせてくれようとしているのかわかりませんが、辛い物好きな私にはちょっと・・・
でもタコのチジミは絶品でした。

↓(エゴマ佃煮、イカ塩辛はお買い上げ~)   


余談ですが、これまで食べた中で一番おいしかった韓国料理は、日本にいる韓国人の友達の家でごちそうになったチジミとチゲ鍋。
旦那は「うちで食べる(=私がつくる)チジミと全然ちがって美味しいなぁ」と言っていました(殺)。

お付き合いありがとうございます。次回は観光編を書こうと思っています。
ごきげんよう~