2017年1月27日金曜日

先週の通り、2016年は神戸マラソンに落選。
ただ現実は11月の出走を目指し、5月から申し込みと準備を進めてきたわけで。

・・・なんというかもったいない!
というわけで、初のおかやまマラソンに挑戦してきました。

現在の地元・岡山での開催。
当日、家から1時間足らずで移動出来、準備もラク。

・・・と考えてたら遅刻しかけました。あぶねー

県知事、スポンサー様からのありがたい話もあり定刻スタート。
とは言え、およそ17,000人がごったがえす中、やはり後列は10分ほど動けず。
その後も5km地点まではほぼ歩き。
アップも兼ねてゆっくりと身体を慣らしていきます。

そんな中、今回はこれまでの反省を活かしていくつか決めごとをしました。

1. 飛ばさない
お仕事の都合もあり特に今回は走り込み不足。
そうでなくても毎回後半足が止まり、序盤の貯金は役に立たない。
それよりずっと同じペースを守ることに集中。

2. エイド(給水・給食)は適量に
5時から起きて、レースが終わるのが3時前。腹は空きます。
ゼリーなども準備したのですが、沿道からの差し入れがとにかく嬉しい。(そしておかやまマラソンには全国的にも珍しいラーメンの屋台が出ます!)
 
こうやってぱくぱく食べておなかがいっぱい・・・というにも過去にありました。
 
 ガマンガマン

3. 日焼けしない
走っている間は結構服のスレが気になります。
それに暑がりということもあり、出来る限り長袖は避けたい。
ただ、何回か走ってみて「日焼けはけっこう体力とられる」ということに気が付きました。
 
それなら・・・ということで今回アームカバーを購入。
以前買ってあまり使っていなかったグローブとキャップも装備してみました。

前半。若干、飛ばしたい衝動に駆られつつも身の丈をわきまえペースを維持。
今までとタイム的には変わりませんが、11月とは思えない陽気の中、不思議なくらい気持ちよく走ることが出来ました。すぐ前を走っていた芸人Kさんとも握手を交わし、テンションもアップ。

・・・が、ここでひとつ問題が。

スタート時に遅刻したのは別に寝坊したわけではなく、トイレの長蛇の列に並んでいたから。そして、時間の都合上、結局この列を離れざるをえませんでした。

そうです、スタート前にトイレに行けなかったんです。

特にそれほど緊急を要するわけではなかったんですが、全体を見れば5時間以上の長丁場。
ふとした瞬間に気になりだすと意識はそちらへ。
・・・しかしみんな考えることは同じ。トイレはどこも行列。

25㎞地点でやや列の少ないトイレに入ることが出来ひと安心でしたが、残念ながらここからペースダウン。30㎞地点では5時間のペースランナーさんに追い抜かれ、近くを走っていたご近所さん夫妻にも先を行かれてしまいました。

そして、最大の難所と言われていた高低差17mの甲南大橋のたもとには先ほど紹介したラーメンの屋台が並びます。
しかも岡山が誇る名店が5店舗。
時間はちょうどお昼時。
いい香り。

・・・行列。

イカン、ここで止まったらもう走れん。
後ろ髪を引きちぎる思いで歩を進めることにしました。

その後、河川敷の緩い緩い登りにいたぶられながら岡山城を目指し、有森裕子さんの母校・就実高校を横に見ながらゴール前で待つ家族の元へ。


そして見事、自己ベストを大きく更新して完走。
全体的にフラットで非常に走りやすいコースであったこともありますが、今回は作戦勝ち。
この結果は、単純に体力勝負ではないことをマラソン4年目にしてようやく気付かされるものとなりました。

そして、今回も沿道で絶え間ない応援をしてくれた方々に深く御礼申し上げます。特に中間地点では、ぶどうやトマトなどを差し入れしてくれた農家のみなさんの笑顔が非常に印象的でした。ありがとうございます。

最後に30㎞地点でこっそり抜いていった芸人K!
次は負けんぞ、また来やがれコンチクショイ。

オッパッピー

2017年1月20日金曜日

さて、前回のつぶやきの通り私にとって神戸は特別な街。

そこで復興を願い「感謝と友情」を掲げて走る神戸マラソンには他の大会にはない雰囲気に満ちています。
2012年のクォーター参加に始まり、2013〜2015年のフルを走破した本大会。
倍率4倍超を4年連続で当選する幸運に恵まれ、2016年も受かる気マンマンでした。
しかし・・・ついに異変が。


きっかけは4月。帰省していた弟からだしぬけのひとこと。
「兄ちゃん、オレ結婚するわ」

「おーそうかー んでいつ?」
「11/20 式場もおさえたよ」

・・・ん?若干の違和感。11月?
ハイ、ビンゴ。神戸マラソン2016当日。
アカンやん、オレの5年連続かかってるんやけど?

「イヤイヤ、オレ出ーへんぞ」
「そんなアホな」
「オレ受かったら行くぞ。ビデオレターでじゅうぶんやろ?」
「なんでやねん」
嫁からは冷たい視線。イヤ、だってホラ。

まぁ実のところ、カワイイ弟の晴れ舞台。誰も本気にはしてませんが未練はアリアリ。
両親からの半笑いの説得もありマラソンは諦めることに・・・

ただ「自然消滅はイヤだ、ダメならきっちり振られたい」とワケの分からん理由で申込だけはしてみることにしました。
落選なら諦めもつく。当選なら諦め・・・う~ん、当たってから考えよう。


結果は無事?落選。


当日は立会人という大役を頂き代表してふたりを祝福する運びとなりました。

I bless your marriage with all my heart! お幸せに!

2017年1月13日金曜日

もうすぐ22年となります。

平成7年1月17日午前5時46分。
故郷・神戸をかつてない揺れが襲いました。
兵庫県南部地震。いわゆる阪神・淡路大震災です。

当時県外の大学生だった私も帰省し15日の成人式に参加していました。
高校を卒業して約2年。(今思えば)さして懐かしくもない同級生となんでもない話を交わした後、翌16日には下宿に戻ったことで危うく難を逃れました。
家族も無事でしたが、大規模火災の起こった祖母を救出するためにがれきの中を11時間歩いたそうです。

子どもの頃から雪や台風、地震など自然災害とは無縁と聞かされていた神戸の街。ましてや昔ながらの商店街や神社、細い路地や長屋に囲まれて育った私にとっては、その一切が覆された一瞬でした。
リアル「平野ノラ」が生き残っていた80年代の余韻も終わりを告げ、神戸は震災をもってはっきりと時代を変えます。

この時の記憶は20年以上経った今も鮮明に覚えています。
むしろ家族を持ち親になった現在、形を変え鮮明に蘇ってきたと言った方が良いかも。あんな体験、子どもにはさせたくないなぁ・・・

忘れていはいけない追悼と忘れなきゃいけない悲しみと。もうすぐ22年。

2017年1月6日金曜日

新年明けましておめでとうございます。
トリにかけて飛躍の年、と言いたいトコですが酉年は波乱の年とも言われております。
まずは足を地に付けて。千里の道も一歩から。

さて、毎回何かしら走る話を盛り込むのですが今回もそんな話題からスタート。

ここ数年、元旦は初日の出ランを行ってます。
ルートは嫁さんの実家の裏山。
朝の5時過ぎから着替えて6時過ぎから開始。
時間も時間なので毎年独りでコソコソ出発するんですが、今年は中1になる長女がロードレースに出走する予定があり、誘ってみたトコロOKとのこと。
ついでに小4の長男も快諾。
ただし、いつもの10㎞は「イヤだ」と言われ半分の5㎞くらいをジョギングすることにしました。

元旦。朝05:30起床。

実家から2.5㎞地点に市街を一望できる公園があり、そこを目標にラン開始。
ゆっくりと体を動かします。
舗装はされているのですが子どもにとって慣れない早朝の山道。
「足元気を付けてな」と声を掛け数分後、豪快に長男が転倒!
幸いケガはしてませんでしたが半ベソかいてる・・・

「大丈夫大丈夫」と励ましつつ2㎞地点。ようやく眼下に市街地が。
長男もついさっきまでの痛みも忘れて見入ってくれました。良かった~



06:40 公園に到着。
日の出は07:15なのでまだまだ余裕。
周りには同じく初日の出を見にやってきた車があふれ2台のTVカメラもスタンバイ中。
のんびり場所取りしてても良かったんですが、子どもたちが若干寒そう。
もう少し足を延ばして日の出の時間に合わせて帰ってくることを提案し、一旦公園を離れました。

ただ選んだルートはやってきた方とは逆側。さっきまで見えていた市街地に向かって1.2㎞で120mの高低差を駆け下ったところ、帰りの登りがキツイ!
横を登る車もギギギギ・・・とおかしな悲鳴を上げてます。

子どもたちもフラフラですが、自分も余裕なく「ガンバレ~」と繰り返すのみ。
しかし容赦なく日の出の時間も迫る。・・・間に合うのか?間に合うのか?


なんとか直前に公園に駆け込み見事な初日の出を拝むことが出来ました。

数年前より走り始めて初めての快晴。
これを見せたかったんよ、ウンウン・・・と自己満足に浸っていましたが、横にはすべてを使い切って朦朧となった児童2名。

あ~うん悪かった。
早く帰ろうな。