今年最後のつぶやき、どうしようかと少々考え、卒業式にしようと思い立つ。
卒業式というと大半は学校のものが思い浮かび、大人になり社会人になるとなくなる。というより卒業するものがなくなるのだろう。個人的なことであったとしても「式」までは中々しないのではないか。立ち会うことはあっても、自身の卒業式はないのだ。
そんな中、所属している団体では卒業式がある。この団体には年齢制限が設けられているからだ。入会が何歳であっても、その年になったら出ていかなければならない。
ここでは学校のようにちゃんとした式典のようなものを行い、その後に懇親会で卒業生がスピーチを行う。一人ひとりが今までの団体活動の中、思い出や後輩に伝えたいことを話す。活動歴の長い方ほど活動した内容、経験したことは多いし、時代と勢いの浮き沈みも感じられている。そういった方が話す言葉には重みが出る。
個人的に気に留まった言葉はたくさんあったが、その中から一つ紹介したいと思う。
その方は、卒業するのが「寂しい」と話した。長い活動歴の中で、自身に火が付いた瞬間があったことを紹介された。ただただ企画やその内容をこなしていくのではなく、気持ちを込めてやる。これは仕事でも普段から言われそうなことだ。が、そうではなく、同期や先輩の姿や言葉に心動かされ、気持ちが自然とこもったのだ。
大義や目標があれば、やる気はでる。でも、それにプラスして、「この人のために」という思いがあるとそれ以上の力が湧き出てくる。同じ人間同士、思いや感情が伝わって「この人がいうならやろう」と動く。そういう体験を何回もされたそうだ。
確かに「仕事だからやる」というよりも「○○(人)のためにやる」と思えば、やり方や伝え方も変わる。
心のノートにメモって置こうと思う。
何を言いたかったかというと、みなさんお疲れ様っていう話。