こんにちは。海洋の「走る」担当です。
ファンのみなさん、お待たせしました。2年ぶりのコラムです。
2年も経つとイロイロと積もる話も増えてきましたが、これまでのお話の合間にもはしょった事もあるので、今回はそんな中のひとつを。ちょっとサスペンス風味。
2年前、おかやまマラソンを完走したある日のこと。当時中1の長女から「いっしょに走ってくれ」との声が。
聞けば、地元・児島で毎年1月に開催される〈鷲羽山ロードレース大会〉に出なければならない、とのこと。この大会、市の教育委員会が主催の一翼を担っており、毎年、中学の部活動員がランナーとして動員されるんです。まぁ不安もあり一緒に走ってほしい、と。
最長でも10㎞と、フルマラソンを済ました身としては手ごろ感も手伝い「いいよ~」と安請け合いしました。昔のコラムを見返しつつ書いてますが、この態度、だいぶ天狗ですね。その後、練習を…と思いつつ何かと予定が入り走れたのはわずか2回。ナメてます。そのうち1回で天狗の鼻に罰が当たります。
場所は鹿児島県。出張の最終日、早朝。あまり練習できてなくて少し焦っていた記憶があります。前日も少し飲みすぎました。曇り空で薄明となる少し前でしたが、そんな気持ちの中、そろそろとスタート。南北に走る少し大きな道の歩道を5㎞折り返しで行く予定でした。4㎞地点で高速の高架を抜け少し上り坂に入ります。高架の陰でいっそう足元が暗いながらもちょうど5㎞地点でコンビの明かりが見え、ホッと折り返したその時、
グリッと。
左足首に激痛。何をしたか瞬時に理解しました。歩道と車道との段差で足を滑らせました。コンビニの明かりで暗がりに目が慣れなかったのかも。下り坂で不用意にスピードを上げていたかもしれません。気が付けば周りは薄明るくなっていましたが、しばらく声にならないうめきが漏れます。
とは言え、ここは折り返し5㎞地点。もう半分進まないと帰れず、足を引きずり半泣きになりながらホテルに到着。ようやく明るいところで足を確かめます。オイ、握りこぶしくらい腫れてるやん、アカンがな。ホテルの近所に薬局はあるもののもちろん開店時間ではない。しかも、ここから岡山まで車の運転が。8時間掛かります。結構すぐ出発。
先輩のAさんに運転してもらいながら高速SAのレストランに飛び込み「氷とビニル袋下さい」と。わけの分からない要求に眉をひそめるウェイターさんでしたが足を見てもらって納得していただき、足に巻き付けた状態で帰路につきました。
・・・さて、3日後。ロードレース本番。
帰宅後からこの日まで足をテーピングでガッチガチに固めて安静にしていたお陰で腫れも少し引き(そんな気がする)、なんとか出走を果たすことが出来ました。バスケでケガばっかしてた経験が活きてますね。タイムは聞かないで、てか、本気で全く覚えてません。
問題の長女ですが友だちと出走し(申請後知ったんですが、中学生だけスタート時間分けられてました)、さっさと部活のみんなと帰ってました。オレいらんかったやんけ。