前日のぎっくり腰により声も出なくなり、治療のため行きつけの整形外科に行くことに。
もう2年半くらい通ってますが、色んなところを順ぐりに痛めるせいでなかなか疎遠になりません。
イヤ、けっしてヤブではない(と思う)。
受付を済ませてロビーで順番を待つわけですが、ここのソファーが低くてどうやって座っていいか分かりません。
想像してみてください。腰をまったく動かせない状態で、自分のひざより低いとこに座らなければならんわけです。もうどうしてエエやら。しかも向こうの方から顔見知りの理学療法士さんが「どうしたんだ?」みたいな顔でこっちを見てきます。
視線が痛い。腰も痛い。
んで、順番。これまた顔見知りの看護師さんが苦笑混じりに名前を呼んでくれます。その笑顔が辛いです。
「先生。やらかしました」
「あ~痛いよね。よし、レントゲン撮ろう」
え?今、そっちからやっとこさ来たとこなんですが。
座って数秒でこの私にまた移動しろと?
なんて面と向かって言えるはずもなく、言われるままレントゲン室へ。
撮影してロビーでまた待ち。もう立ってた方が楽なんですが。TVでは高校球児が打って走って声を張り上げています。いいわね、若いって。
数十分後、再び先生に呼ばれます。レントゲンを見ながら先生がひとこと。
「良かったね。筋肉からだからすぐ良くなるよ」
まぁ、つまりヘルニアじゃあないってことだそうです。
疲労の蓄積だとかそんなの。
「じゃあ久しぶりに打っとこうか?」
え?打つってのは例のアレですかい?さっきTVで頑張ってましたけど、なんてボケも浮かびません。
そうです。アレです。いわゆる神経ブロックです。
簡単に説明すると、神経に直接麻酔をかける注射です。そして今までの人生経験上、最も痛い注射です(個人差がかなりあるようですが)。
一瞬、腰痛も忘れて「イエ、けっこうです」なんて言いそうになりましたが、とりあえずこのままじゃ歩くこともままならないことを思い出し、絞り出すように「・・・アイ」と返事をしました。子どもか。
さっそくベッドに移され、点滴を打たれます。先生が来るのと同時に横向きになり、ひざを抱えるような格好に。脊椎の近くに直接注射するため念入りにアルコール消毒されるんですが、自分は反対を向いているため、アルコールのひんやりした感覚とピンセットの金属音だけがずっと続きます。1回目より2回目の方がコワイってのはホンマで、この間、2年前に打った注射の記憶がじわじわと。確か、注射器もエラく太かったよなぁ。ベッドの端を持つ手にも力が入ります。あぁ帰りたい。
そしてついに音が変わって、「ハイ、チクッとしま~す」と看護師さんが、声をかけた瞬間。
「っってっ!!」
思わず、声がもれます。先生も「痛いね~ちょっとガマンしてね~」なんて言いますが、その注射は容赦なく腰に刺さっていきます。ハオコゼの針が刺さる感覚が続くと言ったら近いでしょうか?さらに薬液注入。うあぁぁぁぁ
その後、電気マッサージと理学療法士さんから治療を受け、家路につきました。
この後、別件もあり週2~3回ペースで治療を続けていますが、それはまた別の話。
腰のストレッチは入念に。