2015年5月22日金曜日

つうふう!

人類を含むヒト上科に分類される生物は、多くの哺乳類が有しているウリカーゼなる酵素を失っており、体内で尿酸を分解する能力を持っていません。
一方、DNA合成の過程で体内では多量の尿酸が生産されますので、これを分解出来ない人類は尿として排出しなければなりません。
尿酸はプリン体やアルコールの摂取によって生成される量が更に増加するので、それら物質を大量に取ると尿としての排出が追いつかず、血中に多くの尿酸が残留する状態になってしまいます。

これが高尿酸血症・・・いわゆる痛風でございます。
調べてみると人間特有の病気&飽食な環境じゃないとほとんど発症しないってことで、ヒトの業みたいなのを感じるシステムですね(笑)


当社のメンバーは酒飲みが多いということもありまして、この痛風持ちが・・・え~と・・・把握しているだけで4人、自分を加えて5人いるということになります。

血中尿酸値は体内の水分量が低下すると相対的に上がってしまうという面もあるので、酒飲みの他、ストイックな食生活で体を絞っているアスリートも発症してしまう事例があるようで、当社の某部長はこのタイプだそうです(本人談)

かくいう自分も痛風持ちなわけですが、この病気は発作で「関節が腫れる」というのが起きなければ身体的な問題は特にありません。
そして発作は尿酸値が高くなった時にだけ出るので、生活習慣の問題で発症した自分みたいなタイプは無駄な飲み食いをしなければ基本的に何も起きないということになります。

実際のところ、振り返れば「俺の生活習慣ヤバい!」って自覚もあったので痛風になっていろいろ改善されたところもあり、もっと重篤な生活習慣病に移行する前に体が警告してくれたという感じで「このタイミングで痛風になって良かった!」とか思ってます。

いや、本当に。