2015年10月30日金曜日

高知県吉野川へ行ってまいりました その2

今週は先週の続きを書いていきたいと思います。

私、King of ジガー尺鮎GETを胸に9月のシルバーウイークは吉野川に入り浸っておりました。
今回、「尺鮎を釣るまで帰らない」という課題を己に課しましたが、シルバーウイーク中盤にどうしても外せない用事もあり期間は2日間しかありません。
逆に言うと尺鮎を釣らなければその用事に行くことも叶わないのであります。

夜も明けきらない5時過ぎにオトリ屋へ一番乗りいたしまして店長さんからの
「こんなはよから行っても掛らんよ!! 一服していき~」
という制止を振り切って到着したポイントはこんな所

普通なら瀬肩で元気なオトリを獲ってから荒瀬に向かうところですが、今回は尺鮎を釣るまで帰れないという課題がありますので5号の重りをかまして養殖1号をいきなり荒瀬に突っ込みます。
瀬の中を引きずり回すこと30分たらずで早くも養殖1号はヘロヘロに、少し休憩してもらうために養殖2号を発進させてすぐに本日一発目の鮎がかかりました。
瀬の中で掛けたものですからかかり鮎は一目散に下流に向けて全力疾走。
ジガーも何とかついて川を下って取り込んだ鮎は私の手尺24㎝から尻尾が少しはみ出るほどの大きさで25㎝ほどのいい鮎です。

今度はその鮎を囮にして瀬尻のポイントにオトリを誘導していきます。
オトリが落ち着いたところでまたまた激しい当たりがありまして、一気に竿が絞り込まれました。
しかし今度はトロ場のある瀬尻で掛けましたので竿を絞ってトロ場に掛り鮎を引きずり込みます。
そのまま掬いこんだ鮎は先ほどの鮎より一回り以上大きい28㎝ほどの大型でした。それからその瀬で25㎝ほどの鮎を5,6匹捕獲して少し場所移動です。

川を切って対岸に渡り一つ下の瀬にやってまいりました。


ここも上の瀬と同様に雰囲気はばっちりです。
まずは瀬肩から始めますが当たりなし。瀬の中も当たりなし。
そこで一気に瀬尻まで移動して深場にある大石の際にオトリをねじこんだとたんまたまた良い当たり。
しかし今度の鮎は全然こっちに寄ってきません。目一杯に竿を絞りこんで時間をかけて何とかトロ場へ寄せて魚を見ると先ほど釣った28㎝ほどの鮎よりさらにでかいではありませんか。
慎重に慎重にタモに掬いこんだ鮎を見て一人ではしゃいでしまいました。
もうこの一匹で満足です。

初日は早めに切り上げて温泉でゆったり過ごすことに決めまして川を上がりました。
引き船からオトリ管へ鮎を移す時に改めてタモの中で見てもやっぱり大きい。これはもう尺あるんじゃないかと、鼻歌交じりでオトリ管へ鮎を移しておりました。
その時なんと先ほどのデカ鮎がタモから跳ね出て川の中へジャポン。

一瞬フリーズしてしまいふと我に返ると、デカ鮎はまだ浅瀬の石の下に頭を突っ込んでじっとしています。まだいける!!とタモを片手にゆっくり近づこうとしたとき危険を察知したデカ鮎はそのまま猛ダッシュで流芯へ帰っていきました。
その光景を見ていた知らない鮎釣り師の方に慰められながら河原から上がって1日目の釣りが終了いたしました。

しかし、まだもう一日あります。明日尺鮎が釣れればまったく問題なし。
というわけで若干ヤケ酒気味に飲みながら早めに就寝いたしまして明日に備えるのでした。


そして2日目結論から言えば何のドラマもなく尺鮎の影も形もなく無事終了。異常なし。

困りました「尺鮎を釣るまで帰らない」という課題を自分に課した以上、自分に厳しいジガーはこのまま帰るわけにはいきません=次の日に控えた大切な用事に参加することができません。

どうしたものかと頭をひねった結果。

逃げた28㎝より大きな鮎=尺鮎の可能性あり≒尺鮎=帰宅OK!

という方程式を導き出すことに成功したジガーは無事大切な用事に参加することができましたとさ。

めでたしめでたし。