2019年2月1日金曜日

とりあえずジムニーの話

コラムの担当をするのは数年ぶりとなりますが、確か以前に「次回は新型ジムニーの話題で!」といった文で締めくくった記憶があります。
そんなわけで昨年(2018年)にフルモデルチェンジした新型ジムニーについて語りたいところですが・・・あいにく、まだ購入に至っておりません。

予約殺到で半年~1年待ちという人気っぷりですが、個人的に「これはいい!」と思った部分は

・デザイン
もう言うことは無いですね。純粋に格好良かった第2世代(SJ30、JA系)に寄せつつ、今風にアレンジした素敵なデザインだと思います。ベンツのなんちゃらに似てる的な意見もあるようですが、自分にはJA系の延長ってイメージしかありません。

・レバー操作に戻ったトランスファー切り替え
機能的には変わらず、操作がレバーになっただけですが「見なくても操作出来る」というメリットは大きいのです。

・MT設定&ラダーフレーム
少々危ぶんでいましたが、踏襲してくれて一安心。

・シエラの排気量アップ
シエラのオーナーだったので言い切りますが、ターボ車である軽ジムニーの給排気をチューニングしてしまうと従来のシエラと軽ジムニーの差はほとんど無い(というより軽の方がパワフル)ので、1.3Lのシエラをノーマルで乗るのはぶっちゃけ意味が無いと思ってます。スタイリングは好きでしたが。
が、新型は1.5Lエンジン。流石に明確な差が出ていると思います。これなら「軽のエンジン弄るより手っ取り早くパワーが得られるシエラにしよう!」と思えます。スタイルも文句なくかっこいいし。

・標準でステアリングスタビライザー装備
車重に見合わない太さのタイヤを装備する車両は轍を拾ってハンドルを取られがちになります。ジムニーもご多分に漏れずその特性がありまして、オフロードのみならず高速道の長距離ドライブでも細かくハンドル補正を強いられるので長時間運転すると非常に疲れます。ステアリングスタビライザーの役割はハンドルを重くして路面からの細かい入力でハンドルを取られなくする事。ジムニーとの相性は最高で、つけると長距離ドライブが楽になり、オフロードのガタガタ路面でも思った方向にハンドルをキープしやすくなります。3世代以前のジムニーに乗ってて未装備の方は一度試す価値ありです。JB23特有のハンドルジャダーも抑え込めるというオマケ付き。

・ハイテク装備
20年モデルチェンジしなかった間に発達してきた諸々が装着されています。安全装備は無いよりある方が良いですね。


そんなわけで、新型車は十分に魅力的で消費税が上る前に即乗り換え・・・とも思ったんですけどやめた理由は

・今の車が地味に気に入ってる
新型ジムニーを待ちきれず、一度試してみたいと思ってたTD系エスクードに2年ほど前に乗り替えました。これがオンオフ問わず性能良くて、ただちに手放すのに抵抗が。燃費を気にしない層にはとても良い車です。

・1型は毎回何かある&おそらくマイナーチェンジすぐ来る
ジムニーを長年見てきただけに、わりとマイナーチェンジ繰り返す車だってのは既知のこと。出回った1型への不満を解消するマイナーチェンジが行われるまで待つってのもありかな?と。

・アフターマーケットの成長を待つべき
JB23の7型が出た直後に購入し、大きなマイナーチェンジの影響でアフターマーケットのパーツがほとんど非対応で悲しい思いをしたことがあります。イジって遊ぶ事が前提の買い物なので、マーケットが十分育ってからの方がより楽しめるのではないかと。

多少「あの葡萄はスッぱい!」的な感じもありますが、そんなこんなでジムニーの動向を見守りつつ買い時を探る今日このごろです。