2020年9月18日金曜日

城址廻り3回目。予告通り今回は沖縄。

本島北部名護市の名護城(なんぐすく)。


季節は12月。学会の発表でおよそ12年ぶりに沖縄の地に降り立ち、天気はイマイチながら気持ちは高揚。ただ会場の恩納村周辺にはリゾートホテル立ち並び、ここはノリじゃ泊まれねぇと、さらに1時間北上した名護にホテルを取ることにしました。美ら海水族館近いしね。

 

泊まったホテルのすぐ脇にはいい雰囲気の居酒屋もあり、結局ここには3日間入り浸ります日々、オリオンビールと泡盛漬け。お世話になりました。



夜は倒れても、一応仕事で来ています。すっきりと会場に向かうためにも朝走っておきたい。というわけで、市街東側に広がる名護岳上の名護城に向かうことにしました。


まずはホテルを出て国道58号線を東進。大通りながら店舗もギチギチに並んでいるわけでなく、素っ気なくも素朴な沖縄独特の街並みが続きます。看板が無いため、何度となくGoogle mapを確認しますが曲がるたびに道が細く合ってんの、これ?


左手側に見える低い山上へ向かうやや開けた車道を見つけ、ここから約1km登ります、登ります、登ります。胃からも汗が噴き出す感覚。


途中から未舗装の道に逸れさらに登ります。徐々に何やら原野になってる気が

ちょっと待て、ハブって年中無休ですか?


これを越えると開けた広場が。 あれ?これが名護城址??

ちょっと意外でした。帰宅後調べてみると、名護城は14世紀頃の地方豪族である名護按司の居城として築城。時代的にもいわゆる石垣などは無かった様です。ここからは市街地を見下ろせず、庁舎的な役割は少なかったことが分かります。


ここから西側に名護神社を通り抜け、再び名護市街へ。

大幅に時間をオーバーしてホテルへ戻り、大急ぎで学会会場へ向かいました。

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最終日、飛行機まで時間があったので少し足を伸ばし今帰仁城(なきじんぐすく)へ。こちらはドライブ。


全長約1.5kmの堅牢な城壁は14世紀頃、名護を含めた沖縄北部一帯を治めていた北山王国の首都として威風を示しており、200011月には首里城跡などとともに〈琉球王国のグスク及び関連遺産群〉として世界遺産にも登録されています。


2月には満開を迎えるヒカンザクラもすでにちらほらと咲きはじめており、1時間程度その遺構を楽しんだ後、家路につきました。次はやはり夏に行きたいですね。