どうも お久しぶりです。
海洋の「走る」担当も前回から約2年。
今年はコロナの影響で残念ながら目的のマラソン大会は全て中止です。
過去大会を振り返るのもいいんですが、せっかくなのでここ数年、出張時のランニングにかこつけて各所の城址廻りをしてきましたので、今回はそちらをいくつか紹介したいと思います。
まず1回目は熊本県芦北町の佐敷城。
戦国後期に豊臣氏より肥後国を預けられた加藤清正により築城され、薩摩国の島津氏の侵攻を食い止める要害として活躍したようです。城郭はすでに失われていますが、現在も九州西部を縦断する国道3号線と内陸に向かう人吉街道の合流点を見下ろし、当時、重要な拠点であったことが窺われます。
ランニングに行ったのは4月早朝。薄明かりの中、国道3号線から佐敷川沿いに回り込み石畳が敷かれた街並み保存地区へ。その奥から花岡山上にそびえる石垣に向かって舗装された道路を登っていくと「佐敷城跡」の看板が見えます。標高88mとはいえこの時点でかなりヘロヘロ。
ここまでは車道が整備されていたんですが、これより上は山を削った当時を復元。
周りに誰もいないしうっかり足を滑らせたらシャレにならん、と慎重に歩を進めます。ランニングなのに。
ぐるっと半周しながら、階段状に続く三の丸、二の丸を上がりようやくたどり着いた本丸から城下を見下ろすとこんな感じ。
↓は足元に佐敷川が見られるので東側でしょうか。
日の出近く刻一刻と風景を変える中、来た道を戻り、この日も現場をこなして帰路につきました。
―――
これを書きながら、7月の豪雨災害でこちら芦北町でも佐敷川が溢れ住宅が冠水するなど大きな被害を受けたことを知りました。1日も早い街並みの復興と住まわれている皆様の心身のケアが成されることを願って止みません。