城址廻り4回目。最後は仕事やなくて里帰り中のランニング。
長男と甥っ子を連れて広島城に行ってきました。
季節は8月の夜明け前、嫁の実家から2人を連れて出発。もちろん最初はみんな元気、と言うか甥っ子はテンション高め。サッカー始めて足腰には自信があるそうです。あらかじめ距離は伝えてたんですが…まぁこの不安は的中します。
小さく山越えをした後、以前もご紹介した1.2㎞で120mの高低差を駆け下り一気に街中へ。走る方はご存知でしょうが、山下りは結構足にキます。振り返ると甥っ子くん、顔は大丈夫そうですが、たまに思い出した様に走り出したりちょっと止まったりマズイ傾向。まだ1/4。
平地に入り東へしばらく進み、北側から遠くに城を臨みます。ここで折り返し。
まだ涼しいと思っていた外気もこの頃からどんどん上がってきました。セミも絶好調。
そして明らかにいっぱいいっぱいな甥っ子。さぁどうしよ?
行きが下りなら帰りは上りなのは当たり前。待ちくたびれ気味の長男には先に帰ってもらい、最後の2㎞はほぼ歩き(ちょいちょい休憩)でなんとか帰宅。やれやれ。
この後、嫁からお小言をしっかり頂きました。一方、親御さんは冷静。
やりきった顔はしてましたがもう付いてこんやろうなぁ。
---
城内へは南側へ大きく回る必要もあったため、後日、小学生の末っ子も連れて改めて行って来ました。
広島城は西国の大大名となった毛利元就の孫・輝元により、太田川の形成する低湿な三角州を利用して築城されました。当時、一帯を己斐浦(こいのうら)と呼んでいたことから別名「鯉城」。
明治以降も軍都・広島の軍用地として引き継がれ昭和までその風格を示しますが、残念ながら1945年、原爆の破壊目標とされ崩壊してしまいます。しかし1958年、天守は鉄筋コンクリート製で市の象徴として復活を遂げ、その他、平成に入り〈馬出〉と言われる二の丸表御門なども当時の工法により復元され現在に至ります。
城内には被曝した樹木が散見され、マルバヤナギもそのひとつ。
たくましく生き続けるその姿は無言ながら命の強さを感じさせてくれるとともに、平和な令和の世へ感謝の意を表しているようにも見えます。
話がシリアスになりそうなので、謎のゆるキャラで締めます。
広島城再建60周年記念「しろうニャ」だって。
以上、今月のコラム担当でした。またね。