09:00。さて、ようやくスタートです。
フルマラソンが。
号砲と共に18,000人が一斉に走り出します・・・・18分ほどかかって。
そして、2,000人のクォーター出走者がようやくスタートラインに進み・・・そこからセレモニーです。
(「前振りが長すぎじゃ」と思った方。正解です。もういい加減こっちも突っ込み疲れてきました)
舞台上でQちゃんが挨拶をしています。
みんな「キャ〜♪」なんて手を振ってますが、自分の視線はそのとき全くの別方向に向いていました。
(あ、別にQちゃんに興味がないわけじゃないです)
そうです。我らが元・阪神タイガースの矢野輝弘氏がすぐ横にいたんです。
関西ローカルの番組企画でクォーターを走る、ってのを3日前に知ったんですが、まさかこの距離でお目にかかれるとは。幸いというか、自分以外ほとんどの人が気付いていません。
ためしに手を振ってみます。
するとあちらも気が付いてにこやかに手を振り返してくれるではないですか!!
もー満足です。神戸マラソンに参加した甲斐がありました。
うらやましいでしょう? Y部長。
ありがとう!神戸!おつかれさま!神戸!!
そしてガンバレ阪神タイガース!!
・・・と言いたいトコなんですが、まだ出走前。いい加減にしろ。
・・・
09:30。号砲が鳴り、クォーターマラソンが「本当に」スタートしました。
(ここからは文章中心です。当たり前ですが、写真撮ってるヒマないんで)
なんだかんだ書いてますが、気持ちを切らさないように1時間を過ごしてきた成果か、まずまずのスタート。ただ人が多すぎてまともに走れない。コケないよう細心の注意を払いながら、人の合間を縫うことに集中します。
市役所横を曲がって、1km地点の神戸大丸前を通過。
すぐ横を矢野さんが走ってます。握手を求めようかと迷いましたが、あちらはTVスタッフに囲まれて番組企画進行中。何よりこちらも走り出したら気持ち的に余裕もなく、チラチラと目を合わせただけの不審者のような動きに留まってしまいました。
スンマセン、矢野さん。あのときのデカブツは私です。
2km地点。中央郵便局横を過ぎ、湊川神社前へ。
ここにはうちの嫁と子供、姉弟が応援で待ち構えてました。
弟に気付き、子どもに手を振って、一瞬のうちに通過。
ここから5km地点までは何もナシ。同じようなスピードの「即席ライバル」を見付けながら、だだっ広い大通りを無心で走り抜けました。
ちなみにこの途中に「水木しげる」のペンネームの元になった水木通があります。
使えないムダ知識をあなたに。
5〜6km地点間。今回のコースの中で最も自分の実家に近い御蔵通を通過。
両親が見に来てたそうですが、お互い全く気付かず。
来るなら来るって言ってよ。
この辺りから、他のランナーを避けるように道路のスミを走っていたせいか、沿道の方達の応援が近くなります。よく見ると、結構手をかざしてくれる。
思わずハイタッチ! これは気持ちイイ!!
特に子どもさんからハイタッチを求められると、快感!!これは止められん。
調子に乗って「手ぇ出して!」なんて声掛けながら走る余裕も。
6km地点を通過して、鉄人に見守られながらJR新長田駅前を通過。
ここから約2kmにわたってJRの側道を駆け抜けます。
道路が狭くなる分、ランナー同士が混むため足下が危なっかしくなりますが、ハイタッチの回数も増える増える。た~のしぃ~
・・・とかやってたら、前の人と思いっきりぶつかりました。申し訳ない。
さて、そろそろ大詰め9km地点。
須磨の海岸に出る天神橋に差し掛かったところ、後方から他のランナーとは明らかに異なる靴音が。
と。ゆったりとした感じながら、あっという間に自分の真横をすり抜ける白いジャージ。
ロンドン五輪日本代表の山本亮選手でした。
残り1.5km。彼についていこうと決めるものの、なんかすり抜け方が違う。
するするっと離されていき、数百mも行かない間に視界から消えていきました。
・・・やっぱプロは違うね。
(後で聞いたら、自分より後ろでゴールしてたらしいです。声援に応えてたんでしょうね)
気を取り直して、山陽須磨駅を通過。残り500m。
先ほど湊川神社前で応援してくれた家族も、すでにゴール前に移動し待ち構えてくれます。
混雑した中を抜けてフィニッシュ!
なぜかテンションが上がって、すぐ横でゴールした外人さんランナーと握手したり。
とりあえず、自己ベストを大きく更新して、無事ゴールしました。
・・・
後日、送られてきた完走証には、
119位 / 1841人中
とありました。残念ながら100位は切れませんでしたが、あくまで最初のマラソン。
しかもクォーター。無事、完走出来ただけでも満足です。
また、公式サイトには沿道応援者数は約557,500人であったとのこと。
自分はそのうち1/4から応援を受けたとして、約139,400人達の声援を背にしたことに。お陰で最初から最後まで楽しく走ることが出来ました。
さらには大会前から大会中に至るまで、総勢7,500人のボランティアの献身的な協力があったことを忘れるわけにはいきません。
前々回に言った通り、「ただ走るだけ」は非常にメンドくさいという気持ちは今でも変わりませんが、今回の空気を味わうことが出来たことは2012年で有数の財産になりました。
ここにありがとうの言葉を添えさせていただき、今回の締めとしたい思います。
・・・
あ、2013年は11/17(日)だそうですよ。