4回目。
ここまで行くと四国でまとめたかったんですが、写真が無かったりネタが古かったり。
ということで九州に渡ります。
看板にあるように季節は7月。シンポジウムの発表にて小倉に訪れました。
学会1日目の懇親会で結構しっかり呑んで少しアルコールの残る中スタート。発表もすでに済ませたので足は軽め。J R小倉駅の脇を抜け川沿いに北上すると、NHKビルの陰から小倉城を発見。この間わずか1kmちょっと。帰り足に立ち寄ることにして都市高速に沿ってこのまま西へ向かいます。
トラックの排気ガスと港湾独特のオイル混じりの潮の香り漂う産業道路を駆け抜け、適当に折り返して少し内陸に入って東へ。この時偶然「豊前国と筑前国の国境碑」を見付けたり、ちょっとした腹痛に襲われたりしたんですが、あまりに地味な話なので割愛。
城郭を正面に見据え、内堀を反時計回りに沿い南側から敷地内へ。遠目から見ると真っ赤な近代建築が背景となり天守と被るんやないか?と思ったんですが、大手門跡あたりから見上げると天守だけが空に映えてていい感じ。
小倉城は陸海の要衝として栄えたこの地に古くから築かれた砦を、毛利方が九州侵攻の出先として整備したのが始まりのようです。現在は周囲の埋め立て・開発が進んでいますが、当時は東手を流れる紫川の河口を利用した海城でした。
関ヶ原後に入城した風流人・細川忠興が大改築を施し瀟洒な天守を建造しましたが、明治維新の最中に焼失。現在の天守は戦後に再建されたものです。また、太平洋戦争中に軍司令部が置かれたこともあり、内部にはレンガ造りの正門跡や砲身車が残っていました。
北側の八坂神社にも立ち寄ろうと思ったんですが、通勤の方が増えてきたのでさっさと退散。スーツに着替えて2日目の発表を聴講し、帰路につきました。
9月は5週目あるのね。しまったネタが足りん。